人生を少しだけ生きやすくするアニメカウンセリング

人生で大切なことは、全てアニメが教えてくれる♪

アニメで語る名言集⑳(原稿) 「BANANA FISH アッシュ・リンクス」

「この世に少なくともただ1人だけは…なんの見返りもなくオレを気にかけてくれる人間がいるんだ。もうこれ以上はないくらい―オレは幸福でたまらないんだ」
―バナナフィッシュ アッシュ・リンクスー

みみのすけの「アニメで語る名言集」です。


みみのすけが好きなアニメの名言と名言解釈によって、聞いてくれているあなたの視点を変え、人生が少しづつ生きやすくなる「使えるアニメ名言」を、だいたい10分前後でお話しています。


1日1回、収録にて配信していますので、お好きな時に聞いていただけるとうれしいです。


今日の名言は、
「この世に少なくともただ1人だけは…なんの見返りもなくオレを気にかけてくれる人間がいるんだ。もうこれ以上はないくらい―オレは幸福でたまらないんだ」
―バナナフィッシュ アッシュ・リンクスー


BANANA FISHは、かれこれ30年くらい前の少女漫画です(歳がバレる…)が…少女漫画要素ゼロですので、男性陣にも自信をもってお勧めする作品です。(旦那さんも少女漫画とは思えないと驚いてましたw)

絵のセンスが良く、セリフも文学的だったり、小気味いいジョークもさえていて、ニューヨークギャングやマフィアの雰囲気の描き方も巧く、洋画をみているような気分になる作品です。

TVアニメ「BANANA FISH」#01~#06 ダイジェスト
17歳でニューヨーク、ストリートギャングのボスとして君臨する、主人公アッシュ(CV:内田雄馬)は、その美貌ゆえに幼少期からレイプ被害にあったり、キッズポルノに出演させられていた上に、男娼として生きてきたことから、根深いところで人間不信です。


そんなアッシュが唯一心を許せるのが、日本人の奥村英二(CV:野島健児)なのですが、

(黒髪が英二、金髪がアッシュ…断言しておきますが、BLではありません
2人の関係は、純粋すぎるほど純粋な友情を超えたアガペー…というのが相応しいかもしれません。


そして、アッシュを手に入れようと執着するマフィアのボス、ゴルツィネ(CV:石塚運昇)は、アッシュを手に入れるには、自分より大事な英二を狙えばいいとアドバイスされ、そのために元KGBのスパイであり、アッシュの教育係だったブランカ(CV:森川智之)に、英二の命を狙わせます。

(ブランカ…かっこいい~♡知性と大人の落ち着いた魅力がダダ洩れですw)
ブランカが英二を狙っていることに気づいたアッシュは、敵わないと悟り、英二を守るために、ゴルツィネの元に戻ります。


生きる世界が全く違う二人が一緒にいることで、銃や暴力と無縁だった英二に、危険が及ぶことが分かっているはずのアッシュに、ブランカが
「うさぎと山猫(リンクス)は所詮、友達にはなれないんだよ…」
と言い、それに対して答えたのが、今日の名言です。


美貌と才能、人望に恵まれているアッシュは、、生まれ育った環境さえよければ、手に入らないものはなさそうな人間であり、ゴルツィネは、まさに全てをアッシュに与えようとしますが、その全てはアッシュにとっては何の価値もありませんでした。


アッシュが望むただ一つの幸福は、
この世にただ1人だけ、なんの見返りもなく、自分を気にかけてくれる人がいること
でしかないことは、アッシュという人物が「例えようのない壮絶な孤独」の中で生きてきた、悲しい少年なのだということが伝わってきます。


マフィアのボスとして恐れられたり、男娼として扱われてきたアッシュが、ごく普通の17歳の少年として笑えるのは、唯一、英二の前だけでした。


ですが、アッシュのように特殊な人生でなくとも、現実の世界でごく平凡に生きていたとしても、人生のパートナーにせよ、友人にせよ、そう思える人と出会えたなら、その人の人生は間違いなく幸福だと言えます。


そして、それこそが幸福なのだと知っていることも…。


もし、自分にはそんな人はいないと思っていても、気づいていないだけ、ということも多いと思います。


今、いなくても、未来出会える可能性もあります。


恐らく今、婚活している人は、そういう人に出会いたいと思っている事でしょう。


そういう存在は、自分が守るべき存在だと思っている人が、自分を守ろうとしてくれている人であり、自分を守ってくれている人を、自分が守りたいと思った人なのではないかと思います。


今日も聞いてくださった皆さん、ありがとうございます。
お届けした名言が、すこしでもあなたのお役に立てたならうれしいです♡
いいねやフォローいただけるとめっちゃ嬉しいので、よろしくお願いします!


ーおまけー
バナナフィッシュがアニメ化されるのを知った時は、それはもう感激でした!
アニメ化しづらい画なのですが、イメージ通りで原作に忠実に作成してあり、暦年のファンとしては大満足の作品でした。

何より、ブランカの声が森川さんなので、もう感動です♡
イメージ通りのブランカが動いて話しているのが、もう、うれしくてうれしくて…(涙)
ちなみに、森川さんと言えば、鬼滅の刃のお館様ですね。

お館様の声は「1/fゆらぎ」と原作に書かれていて、アフレコで森川さんは、エフェクトかけられるんだろうと思っていたらそのままの声でオンエアされていて驚いたそうです。
聞いていて心地よくなる、ずっと聞いていたくなる声ですよね。


バナナフィッシュで、好きだけど、彼に触れると長尺になってしまうので、断腸の思いでカットした、李月龍(ユエルン)♂です。(CV:福山潤)

女性と間違われる美貌ですが、なかなか闇が深い性格していて、ゴルツィネに、アッシュを捉えたいなら英二を狙った方がいい、と進言したのは、このユエルンです。
めちゃめちゃ英二を憎んでいます(平和に育ってきてるのがムカつくらしい…)

アッシュを捉えたゴルツィネ↑↑↑
ゴルツィネは、石塚運昇さんが演じた最後の役となりました。
体調は芳しくない中、この役だけは最後までやり通したいとおっしゃっていて、見事に果たされました。ご冥福をお祈りしています。


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