アニメで語る名言集④（原稿）　「進撃の巨人　リヴァイ」

2020/11/18 08:00

隣にいる奴が・・・明日も隣にいると思うか？俺はそうは思わない。そして普通の奴は毎日そんなことを考えないだろうな
ー進撃の巨人　リヴァイー

今からお仕事の方も、すでに仕事中の方も、今日はお休みの方もおはようございます！みみのすけのおはスタ♪「アニメで語る名言集」をお送りします～！このアニメ名言集は、だいたい毎朝9時ころ、今日という日を少しだけ前向きに過ごせるような、そんな言葉をお届けしています♪

さて、今日の名言は、
隣にいる奴が・・・明日も隣にいると思うか？俺はそうは思わない。そして普通の奴は毎日そんなことを考えないだろうな
ー進撃の巨人　リヴァイー
です。今日は進撃の巨人からチョイスしてみました。リヴァイと言えば、進撃の巨人きっての人気キャラですよね（CV:神谷浩史キャラ2人目の登場w）。文句なしにカッコいいですし♡名言も多いです。このセリフはアニメではカットされていて、原作でしか出てこないんですね。この場面、リヴァイがヒストリア（クリスタ）を女王に即位させる、と言われた時「できない」と言ったヒストリアに対して、リヴァイが彼女の胸倉を掴み上げて「嫌なら俺から全力で逃げろ」と脅迫するようなシーンなので、おそらく、ここが女性に対する暴力的シーン…みたいな感じでカットされたっぽいですね…。なので、厳密にはアニメ名言とは言えないけど（って、そんなこと言ったら元々全部原作だしどうなん？て話だけど…）

さて、それはさておき、このリヴァイのセリフ、彼は「普通の奴は毎日そんなことを考えないだろうな」と言っています。調査兵団として常に死と隣り合わせにいて、多くの仲間を失ってきたリヴァイは、いつも当たり前のように一緒にいて、話をしていた相手が明日どころか数時間後には、数十分後にはいなくなってしまう事を知っています。

一方で「普通」の人…つまり、戦いに行くこともない一般の民衆たちは、「平穏な日常はいつまでも、平穏な日常のまま続くもの」と漠然と思っています。ですが、一般民衆だからと言って、平穏な日常が約束されているわけでも当たり前でもないというのが現実です。子供の頃のエレンのように、突然現れた巨人に壁が破壊されて、大勢の巨人が押し寄せ、ある日を境に日常が破壊され、当たり前のようにいた親や子供、友人がいなくなってしまう…

ですが、そんな可能性は、この進撃の巨人の世界に限った話ではなく、現実で生きている限りゼロではありません。周知のとおり、地震、津波、洪水、台風…そしてコロナ…それだけでなく、事故や事件に巻き込まれたりと、色んな災難が起きていて、決して私の日常は平穏なのでもなく、いつ何時、どんなことが起こるか分からない、そういう目に合わないのは、ただ運が良かっただけ…。そんな風に思います。
少しづつそういう認識が芽生えて来たのは、恐らく私だけではないと思います。そして、そういう認識が出てきたのは、多くの「普通ではない」ことが、私たちの目の前に現れてきたからに他なりません。

「隣にいる奴が・・・明日も隣にいると思うか？」
…その可能性は、自分自身がいなくなる可能性も含めて、絶対にないとは言えないと考えると、当たり前のように傍にいる、親や兄弟、夫、妻、子供、友人…彼らに対して、1日1日もっと思いやりを持って、後悔のないように大切に過ごしたいと思うようになりました。私自身、ダンナさんといくら仲が良くても、毎日一緒にいれば、ちょっとしたことで気分を害したり腹を立てたりすることはあります。でも、一緒にいられることが当たり前ではないと思うと…例え天寿を全うできるとしても、いつかは必ずお別れの日を迎えます。それまで、1日でも1時間でも、互いに楽しく、笑いあう時間を、少しでも多く共有している方がずっといい…そう思うようになりました。

最後にもう一つ、銀河英雄伝説　アンネローゼ・フォン・グリューネワルトの
「あなたにとって最も大切なものが何であるか、いつも忘れないようにしてください。
　時にはそれが煩わしく思えることがあるでしょうけど、失って後悔するより、失われない
　うちにその貴重さを理解して欲しいの」
という言葉で終わります。